3月24日 車でサンフランシスコに移動。今日のライブハウスはステージが2つあるところで、4つのバンドが交互に2つのステージで演奏する、という変わった仕組みだった。マミーはとても狭い方のステージで、ぶつかり合いそうになりながら演奏しました。どうみても浮いている老夫婦のお客さんが、実はマミーを見に来てくれたお客さんだったらしく、みんな感動しました。あんな夫婦になりたいもんですな。
<オードリー注>
この日にきてくれが年配のご夫婦もそうですが、オースティンのSXSWでマミ−やロリータを見てくれて知って、全米各地のライブ会場にまたきてくれた人がけっこう沢山いました。うれしいですね。この日もマミ−のメンバーがライブ後に、物販コーナーをしきって、たくさん売ってくれました。英語でのやりとりなのに、全員頼もしいくらいでした。サンフランシスコでは,ベンテンのロゴやWILD
WACKY PARTY のポスター、FLA GO, PETTY BOOKAのジャケットをやってくれているイラストレーターのRockin
Jelly Bean がお母さんと一緒にきてくれました。彼はLA在住のなんですが、お母さんと旅行中でもし来れたらLAやSFで絶対にきていね、と約束していたのですが、本当にきてくれました。The
Flamenco A Go Go トリビュートを計画中なので、そのジャケットもやってもらう約束をしました。参加バンドなどはマミマミーに取り仕切ってもらいます。
3月25日 飛行機でシアトルへ。やっぱり寒いがな。今日はこのツアー最後のライブやし、思いっきり演奏しました。名古屋の弁天ファンの子が来てくれていて驚きました。ありがたいねー。タワーレコードで働いているという兄ちゃんが、えらくマミーのことを気に入ってくれて、ロリータのCDを買いに来たお客さんにまでマミーのCDを必死でセールスしてました。ありがとう、君の事は忘れない。それにもう一人、ものすごいマミー好きになったおっさんが、みんなにビールをおごってくれました。その後、そのおっさんは、どうしてもマミーのTシャツが欲しくなったらしく(売り切れてなかったので)、マキマミーの着ているやつと自分が着ている革ジャンを交換してくれと頼みにきました。おっさん仕様の革ジャンだったので丁重にお断りしました。でも、君のガッツは忘れない。そして、今回一緒にツアーしたメンバーみんなで中華を食べに行きました。
<オードリー注>
シアトルに着いたら早速、ロリータのビデオ「アメリカ珍道中」のオープニングでおなじみのスペースニードルにマミ−、ロリータ、スプージーズのみんなで行きました。懐かしい。あのカエルのかぶりものをしてもらって、「ロリータ18号さん、今回のツアーの意気込みをどうぞ。」とビデオを撮った日が思い出されました。この後、マミーとロリータで入ったデニーズで、今回の比較的グルメなツアーで最悪の出てくるのも遅くてマズイ料理を食べて、私とマーチャンはすっかり不機嫌に。「これまでの生涯で、2度目に食べたマズイ料理」-オードリー談。-(ちなみに一度目は今年2月に中国で食べた洋食風のもの、でした。)
ツアー最終日のライブ会場は、これまでCBGB'S以外はクラブっぽい場所が多かったのですが、クラブチッタの2/3位
の大きさでステージも広くて高さもあり、ライブハウスって感じのところでした。どのバンドもライブらしいライブが思いっきりできたと思います。ただ最後にブッキングが決まっただけにシアトルだけは事前プロモーションが、十分にできていなくて、しかも会場もちょっとターゲットとはズレていたらしく、客の入りは他の地域より全然少なかったのが残念です。シアトル自体の音楽シーンもこの4、5年ですっかり様変わりしていて、それを把握している現地プロモーターをみつけることができなかったこと、前回ロリータがやったSit
& Spinという会場と日程が合わず、こちらの行程と会場の調整に手間取って立ち上げが遅くなったのも敗因理由だったと反省しています。自分でいろいろな人から話しを聞いた結果
、次回はシアトルではなく近くならポートランド、またはひと足のばしてバンクーバーをブッキングした方がいいのかな。Sub
Popとかニルヴァーナの影響でシアトルに日本人は、CBGB'Sと同じようなありもしない幻想を抱いているのかもしれません。まぁいろいろ反省すべき点はあったし、自分の目と耳での情報収集とシーンの動向分析ができたこと、ベンテンレーベルの今までやってきた事、そしてこれからすべき事が自分の中で明確になったことが収穫でした。(2週間も私が日本を離れるとベンテン自体の動きが止まるので、回りの人がすっごく不安がるので、行こうかどうか迷ったのですが行って良かった!この貴重な2週間という時間の体験を生かして、ご迷惑をかけてみなさんにお返しします。)
3月26日 いよいよ帰国。マミーチームは成田からさらに国内線に乗って(途中マキマミーはさんざんな目にあったものの)無事帰国しました。2週間あっという間でした。笑いあり、涙あり、みんないろいろな経験を積みました。きっと成長したと思うので、みなさん、これからのマミーに乞う御期待!!
<オードリー注>
マキマミーはシアトルからの飛行機に乗る時に,ノースウエストのオバチャンにギターを機内に持込むなっと取り上げられて、スーツケースなどの積み込み荷物の方に回されて、「木村さん、ギタ−取られた!」とベソをかきました。メソメソしながら成田に着いたら、ギタ−は出てきたけど、マキマミーのスーツケースだけ出てこなくて、泣き面
にハチ状態!!係の人に捜して後ほど、宅急便で送りますので書類など手続きをして下さい、と言われ全部済ませたら、どこかで不審な荷物が1コでてきました!!まぁよかったね。ケガもなく帰ってこれたんだから。最後に、マミーザピープショウはこのUSツアーをきっかけにバンドの勝負をかけることを決意し、見事その手ごたえをつかんで帰ってきたと思います。いいスタートをきったからこそ、日本でのライブでその成果
と進化の過程を見せてほしいし、そしてこのツアーで披露してくれた新曲がすでに期待させてくれてますが、最低でもベンテンの歴史をぬ
りかえるようなニューアルバムを作ってほしいな!マキマミー、そしてメンバー全員にエールとプレッシャーを送ります。
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